【実施報告】イギリス館で聴く「18世紀のクラリネットとシャリュモー」
この演奏会は、ピリオドクラリネット普及活動の一環として2021年8月11日に開催した公演です。
ピリオド楽器の演奏経験の有無を問わず、クラリネットとフォルテピアノを含む作品をピリオド楽器で演奏してみたい!というクラリネット奏者が集まり、18世紀に作曲されたクラリネット作品を演奏しました。
また、通常のクラリネットより低い音を演奏できるバセットクラリネットは、日本に数本しか存在しません。この演奏会ではルフェーブルの作品を奏者の品田さんがバセットクラリネット用に一部書き換えて演奏されました。
この企画で初めてピリオド楽器でフォルテピアノと共演する若手奏者も多く、とても意義あるイベントになったと思います。12月のシャリュモー公演に先立ち、シャリュモーコンソートの初お披露目も行いました。
横浜で40年近く活動を続ける古楽団体「アンサンブル山手バロッコ」さんとのコラボレーションにより、横浜山手の歴史的洋館を会場とすることができ、場の雰囲気までも18世紀の演奏会でした。
それではこちらで演奏会のダイジェスト版をご覧ください!
曲目:グラウプナー:3本のシャリュモーのための序曲/ヴァンハル:ソナタ/ルフェーブル:ソナタ 第1番、第7番/ドゥヴィエンヌ:ソナタ 第2番 /F-A. ボワエルデュー:ソナタ/G. シローリ:クラリネットと通奏低音のためのソナタ/C.P.E. バッハ:ピアノ、フルート、ヴィオラ(クラリネット)、チェロのための四重奏曲
出演:クラリネット(*シャリュモー、**バセットクラリネットを含む)/粟谷明菜、飯塚健太、木原亜土*、品田博之**、渋谷圭祐、戸田竜太郎*、野田祐介、満江菜穂子*、山根孝司、横田揺子、フルート/曽禰 寛純、チェロ/黒滝 泰道、柳部 容子、フォルテピアノ/寺村 朋子
主催:MITSUEピリオドクラリネット研究会/共催:アンサンブル山手バロッコ
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