満江菜穂子による「クラリネット協奏曲」。

バセット・クラリネットは艶やかで明るく、低音域に独自の味わいがある。

緩徐楽章の精妙なニュアンスと

香り立つような音色にしばし陶然とする。

(那須田 務 氏)

クラシカル・プレイヤーズ東京

2012年2月11日

東京文化会館(小)

音楽の友 2012年4月特大号

コンサート・レヴューより抜粋


プロフィール

名古屋市生まれ。神奈川県育ち。
昭和音楽大学音楽学部器楽学科弦管打楽器演奏家コースでクラリネットを専攻。在学中よりヤングクラリネッティストコンクール、日本クラリネットコンクールなどのコンクールに入賞。
日演連オーディションに合格し、名古屋フィルハーモニー管弦楽団とモーツァルトの協奏曲を共演。
また、大学院修士課程に入学したころから、作曲家と演奏家の関係や作品の書かれた時代の情報に基づく演奏解釈などに興味を持つ。大学院の修了論文はシュトックハウゼン「友情」を題材とし、演奏家の恣意的解釈に関する論文を執筆。
2007年の「東京バッハ・モーツァルト・オーケストラ」公演をきっかけとして、ピリオド楽器を使用した演奏活動を開始。
その後、オランダ デン・ハーグ王立音楽院に留学し、歴史的クラリネットの第一人者であるエリック・ホープリッチ氏に師事する。
ヨーロッパ滞在中には、ブリュッヘン指揮「18世紀オーケストラ」や、ヤコブス指揮「フライブルク・バロック・オーケストラ」をはじめとするオーケストラなどで演奏。また、木管五重奏や木管八重奏などの室内楽での演奏活動も積極的に行なう。
「東京バッハ・モーツァルト・オーケストラ」「クラシカル・プレイヤーズ東京」の演奏会に約10年間継続して出演。
また、東京文化会館において、有田正広指揮による「クラシカル・プレイヤーズ東京」とモーツァルトの協奏曲をソリストとして共演。作曲当時のバセット・クラリネットの復元楽器を使用した演奏は、「音楽の友」の演奏会評などで高く評価された。
現在、昭和音楽大学専任講師としてクラリネット・室内楽などのレッスン、楽器研究に関する授業を担当。また、同大学ピリオド音楽研究所の研究員としても活動する他、「オーケストラ・リベラ・クラシカ」「バッハ・コレギウム・ジャパン」「オルケストル・アバンギャルド」などのオーケストラで演奏している。